東神門・手水舎


 東の神門から続く参道は鎮守の森に包まれた静謐な空間になっています。歴史の感じられる手水鉢や燈籠が並ぶ小径は通るだけで凛とした気持ちになります。

手水鉢

この手水鉢は、正面に「明治五年壬申 五月吉辰」と刻まれており、明治五年(1872)、五月に寄進されたものであることが分かります。背面には寄進者の名が刻まれています。寄進者は上級から下級の武士です。
 明治四年三月、最後の藩主豊範によって創建された山内神社は、翌明治五年四月十七日高知県庁に引き渡され、以後高知県に管理が移譲されました。この際、社格は村社に昇格しています。この手水鉢はそれから約一ヵ月後に寄進されており、村社への昇格・高知県への移譲を祝して寄進されたものと想像されます。





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